神経伝達物質とセロトニン

セロトニンと抗うつ薬

セロトニンは数多くある神経伝達物質の一つですが、神経伝達物質とは神経細胞が他の神経細胞に情報を伝えるために使っている物質で、人の大脳には数百億個の神経細胞があるといわれています。

 

それらが各1000〜10万のシナプスの中で細胞物質を使って情報をやり取りしています。

 

そもそも生物が多細胞化するに伴い、細胞同士お互いに情報を伝える手段が必要となりましたが、セロトニンは、トリプトファンと言うアミノ酸を材料として生物自体が体内で作っている物質で、進化の初期段階から情報伝達物質として使われてきました。

 

一方、神経細胞の場合は情報をピンポイントに伝えることができますから、アミノ酸などの本来体内にある物質を伝達物質として使うことが可能になり、したがってセロトニンは古典的な神経伝達物質と言うことが言われています。

 

セロトニンは進化を遂げた脳の中で大切な役割を図っていますが、セロトニンが作られる中脳のすぐ上に古い皮質があり、この皮質にある敵を見た時怖れや怒り、空腹時のイライラや乾燥時にかかった時の落ち込みのような情報を作り出してしまい、セロトニンの低下などが起こるそうです。

 

抗うつ薬などは、この部分を補うために、効果を発揮し、セロトニンの量を増やしてくれるわけですね。